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香十「香皿」、ESTEBAN「ラタンブーケ」デザインコンテスト2019

  • 執筆者の写真: しのづか裕子
    しのづか裕子
  • 2020年8月9日
  • 読了時間: 3分

香十天薫堂・日本香堂ホールディングス主催の 香十「香皿」デザインコンテスト2019、日本香堂ホールディングス・ESTEBAN GINZA主催の ESTEBAN「ラタンブーケ」デザインコンテスト2019 は2019年9月30日締め切りの日程で開催されました。

11月に結果発表があり、2~3月に表彰式の予定というのんびりな予定のコンペでしたが、受賞作品の一部を商品化できるという謳い文句誘われて、調度商品にしたい作品があったので、商品化重視で応募しました。


香皿は過去に香炉に用いたことのあったデザインでしたが、どうも最終形にまで仕上がっていないままになっていたので、これを完成させたいと思いました。

いつも作品にする時はどうしても思考が先走り、出来るかわからない手がかかるものになりがちなのですが、今回はあえて手数を減らし、量産できる仕上がりを意識し、より簡潔にしかも大衆的なイメージも大切にしたデザインを目指しました。

ラタンブーケのほうは、それまでに何度か試したデザインで、花瓶やPAGUROの作品にも使ってきたのですが、どうも完成したイメージや実用性などがもう一つで、ちょっとそこに置きっぱなしにしてあったものでした。

お題のラタンブーケが黒いというのを見ているうちに、もしやあれに合うのでは?とひらめいてしまったのがきっかけで、ただ作ってみたいというのが応募の動機でした。

もう少しスリムな胴に大きな花弁が理想でしたが、ラタンの重さと75~250ml入ること、というお題の250mlに敢えてこだわってみたために 少し下に重心がきたデザインになりました。

審査員の先生が「バランスがもうちょっと~」と言っていらっしゃったのが印象的でした。そのとうりそこが改善点ですし、やはり250mlに拘りすぎたのはどうだったか。

でも250ml入るのが良かったとおっしゃっていた先生もいらして、そこをどう攻略できるかがこれからの課題です。ただラタンブーケコンテストは今年限りのようですね、またの再開を期待しています。


商品化には憧れていましたが、まさかW受賞させて頂くとは想像していなかったので、本当に驚きましたが、もともとこのコンテストのために考えていたデザインではなかったので、あの作品に日の目を見せていただけて只々感謝です。


このコンテストは3月初旬に表彰式を予定していましたが結局コロナ自粛を叫ばれ始めた時期と重なり中止、3月後半にそれに代わりホームページ上にて対話形式の受賞コメントがアップされ、YouTubeにて審査員の先生方のコメントが配信されるという形となりました。


香皿を香十のオンラインショップから販売して頂けることとなり、それが7月頭から、というお話でしたが、4月予定の受賞作品展が伸びて伸びて、結局緊急事態宣言明けの6月末から先に京都二寧坂店、7月から(~31日)銀座本店にて展示、と同時に販売作品の販売開始。本当に長丁場のコンテストになりました。


折角なので作品の変遷も少し遡ってご紹介します。




 
 
 

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