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  • 執筆者の写真しのづか裕子

地のパレット ご報告


2022.1.12~18の会期で個展「地のパレット」展を開催しました。


6年ぶりの髙島屋美術フロアは相変わらずの敷居の高さでしたが、意外にも思わず新鮮な印象を受けました。

コロナ禍でどんな感じになっているのか、以前させていただいていた頃とどう変わっているのか、気になること満載でしたが、そのころから一気に若返りが進んで、新館もでき、売場の社員さんも作家さんもグッと若くなり、重々しかった売場が少し明るく、軽く柔らかくなっていました。

ここ数年はコロナの影響下でいろいろなタイミングがあったと思うのですが、私の会期は大分持ち直していた年末年始から一転、感染者の爆発的な急増が始まり一気に出足が鈍った時期に重なりました。こういう時期に展覧会を開催するというのはいろいろな覚悟のうえでやっているので、作家たちも百貨店のスタッフも皆一蓮托生ちょっとした凄みや緊張感も感じつつ、完璧なホスピタリティと上質な時間はこんな場所が日本にはあるんだよな、と改めて実感させられる経験でした。


今回はいつもと違う、ある意味昔からのお知り合いよりも新しい出会いに彩られた実に特徴的な展覧会だったと思います。

本当に初めてのとても不思議な狐に抓まれたような一週間でした。久々の展示でしたが、相変わらず置くとグレードアップして見える会場に作品達はいつもの3倍増しに引き立って、無事一週間を過ごさせていただきました。


作品でいえば、今回担当してくださったWさんたってのご希望で、3年前から再開した粘土を積んでいく焼き締めに近いテイストの仕事が初めて大勢を占め、金を初めて自分の作品に使い、私なりに新しい世界を体感した展覧会でした。

この展覧会に関わって下さった多くの関係者の皆様、足をお運び下さったお客様、新たな出会いに心からの感謝をこめて。

今回お会いできなかった皆様にちょっとだけ会場風景をお届けします。





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