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地の種2016制作日記

  • 執筆者の写真: しのづか裕子
    しのづか裕子
  • 2016年6月26日
  • 読了時間: 2分

成瀬にあるアートスペースOというギャラリーからのご依頼で、オーナーが最初に気に入って下さっていた作品だったそうで、是非あれを再現して欲しいというお話でした。

2011年フィラデルフィア、Clay Studioで開催されたFive by Eight展に出品した地の種(Earth's Seed)の続きで、連作として制作した作品群でしたが、その中の一つをその後赤レンガ倉庫でのグループ展に出品中に見てくださっていたという随分昔のお話。

そんなことが今になって転がって、また新たな種たちが生まれました。

創立70周年を迎えた老舗の印刷会社、研文社の新社長様ご就任記念のお祝い事の記念品というおめでたいお話に、地の種を使って下さることになりました。

正直、一点物で時間を限らず作った作品でしたし、手びねり作品でしたので、限られた期間の制作はほとんど考えられない状態でしたが、オーナーの力強いご依頼に少しサイズもアップして取り組むことになりました。

今回途中で余りの先の見えなさに、必要に迫られて初めて制作時間をカウントしてみました。

乾燥前までの純粋作業時間、一点につきのべ4時間。

通常はそこに準備、片付け、考える時間、テスト、失敗、やり直しと沢山付いてきます。

でも、こうやってカウントするとある程度予測がつくということに、今になって気が付きました。

なるほどいつも今日できると見積もっていたものの半分もできないというジレンマは、こうやって克服できる可能性があるのですね。

いつも同じものを作る機会が少ないという現実がありますが。


 
 
 

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